英語で意見を話せないのは英語力不足ではなく、単に自分の意見がないだけだと知った
どこで聞いたかは忘れましたが、「世の中の出来事に対して自分の考えをあらかじめ持っておくと、より自分の意見を英語で表現しやすくなる」と言うような話を留学前に聞いたことがあります。
およそ2ヶ月ほど留学して、この言葉が本当であったことを感じています。
私が留学している大学では、先生が60分間一方的に講義をするのではなく、先生の問いかけに対して自分の考えを発言したり、学生同士の意見交換が活発な授業が多いです。また友人との日常会話でも、「日本では〇〇はどうなっているの?」といったようなものがよくあります。したがって、自分の意見を英語で表現することが求められます。
そういった状況で思うことは、普段から世の中の出来事に対して何かしらの意見を持っていないと、「あなたはどう思う?」と聞かれた時にとっさに英語で自分の意見を表明することなどほとんどできない、仮に出来たとしても時間がかかったり、論理が破綻していることが多いです。
例えば、私は日本の大学では労働法を主に勉強していたため、日本とヨーロッパの労働問題の比較に関する自己の見解を、(拙い英語ではありますが)頭の中で翻訳するというプロセスだけ踏めば良いことになります。
しかし、何も意見がない時に自分の意見を求められると、〈考えてから英語に翻訳する〉というプロセスを踏むことになり、ただでさえ低い英語力に加えて、話始めが遅く、さらに論理も破綻している人間があっという間に完成してしまいます。はいそうです、私です。
(一応私の名誉のために、誇張した表現を使ったと言っておきます)
でも、おそらくこう言った経験は留学をしている・していた人なら理解していただけるかもしれません。
世の中に存在する全ての出来事に対して自分の意見を持つことは現実的ではありませんが、論理的に話せるだけの意見は多く持っておいた方がいいと思います。
大学は専門的な知識を身につけるのに有用な機関であると同時に、幅広く自分の考えを持つのに重要な場所であると思っています。巷では大学不要論なんかがちらほら聞かれますが、せっかく高い学費を払っているのだから、この機会をいかに賢く「利用」するか考えた方がいいのではないのでしょうか。
今私にできることを着実にやっていきます。
最後に私の好きなラップの歌詞を載せておきます。ではまた。
ボンボンのガキに負けるわけにはいかない
けど人の100倍は勉強しろ
大学に入るだけじゃ価値はない ストリートも同じ学ばなきゃ
丸暗記の答えじゃ生きてけないぞ
10秒以内でジャッジできないと
ANARCHY - What's time is it
2022/11/4に一部更新